(画像出典元はこちら)
さて、これまで、ボブ・ディラン氏の言葉で「人生の成功者」の意味を定めた後、悶々と自縄自縛に陥った日々を過ごし、ようやく長いトンネルを抜けて、新たな行動指針に辿り着いたことをご紹介してきました。
今日は、そのまとめをしてみたいと思います。
成功の反対は失敗?
ボブ・ディラン氏は、「朝起きて夜寝るまでの間に、自分が本当にしたいことをしていれば、その人は成功者だ。」との言葉を残しました。
では、失敗者とはどんな人でしょうか。「自分が本当にしたいこと」をできなかった人でしょうか?
そうだとしても、「できなかった」には2つの意味がありそうです。
1つ目は、試みたけどうまくできなかったケース。2つ目は、やろうともせず最初から諦めていたケース。
この2つのケースには、決定的な違いがありますね。「試みたか、試みなかったか」という違いです。
では、試みたことは無駄な努力だったのでしょうか?
この答を、なでしこジャパン元監督/佐々木則夫氏は、短い言葉で言い尽くしていました。
「成功の反対は失敗ではなく、やらないことだ」
失敗した人は弱者か?
最近、SNSでこうしたことを実にうまく表現している図に出会いました。
(どなたがアップして下さっていたか、どうにも失念してしまったので、ご存知の方は是非教えて下さいませ。<(_ _)> )
それは、次のような図です。
図示すると、ほんと明解になります。
この図を作成した方は、ゾーンを「強者・弱者」に分け、「失敗者」を「強者」のゾーンに位置付けていますね。
なので「失敗者」は、同じゾーンの「成功者」になることはあり得ます。
一方、「やらない者」は「弱者」のゾーンに位置付けられ、「強者・弱者」を隔てる厚い壁に阻まれているため、「成功者」になることは、100%あり得ないことになります。
まとめ
ということで、ボブ・ディラン氏が言うように「本当にしたいこと」をして「成功者」になるためには、「結果はどうであれ、まずはやること」ですね。
やって失敗して、恥ずかしい思いをしても、恥をかいても、みっともなくても、プライドが傷つこうが、痛い人だと後ろ指さされようが、チャレンジをやめないことが大事かと。
あのイチロー選手が、4,000本安打を達成した時に、次のようなコメントを残しています。(こちらの記事参照)
「4,000本のヒットを打つために、8,000回以上の悔しい思いをしてきている。その中で、常に自分なりに向き合ってきたという事実はある。誇れるとしたらそこではないかと思う」
「誇れるとしたらそこ」という部分に、重みを感じます。
「他人の目は、自分を縛る縄」と言います。イチロー選手は、他人の目に縛られていません。どんなに無謀な挑戦と笑われようが、我関せず我が道を行き、そして達成してきています。(こちらの記事参照)
翻ってみれば、世間体や見栄や変なプライドに邪魔されて、我が道を見失いがちな自分がいます。
でもね、自ら進んで「みっともない人」「恥ずかしい人」「痛い人」になろう、と割り切れば、「自分を縛る縄」を断ち切れるはずです。
・・・というわけで、「人生の成功者」になるためには、「失敗する勇気」が必要だと、固く信じているのでした。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2016.10.18記)